芸術と宇宙技芸

Publish date: July 29, 2024
Publisher: Shunjusha
Translator: 伊勢 康平
ISBN: 9784393341230
Pages: 528
Country: Japan
Language: Japanese
Details&Translations: English  / Chinese 中文Russian Россия

Description:

最新技術が世界を便利なだけのものとしていくハイデガーの言う「哲学の終わり」のなかで、新しい始まりを見いだすにはどうしたら良いのだろう? ユク・ホイはアートに着目し、西洋と中国の芸術から芸術形式を取りだし、新たな技術の思考を見いだそうとする。東浩紀氏推薦!

Index

日本語版へのまえがき
まえがき

序 論 感性の教育について
 第1節 悲劇的宇宙の歴史心理学
 第2節 悲劇の芸術における再帰的論理
 第3節 芸術的経験の諸相
 第4節 道家の宇宙技芸 対 悲劇者の宇宙技芸
 第5節 再帰的機械が凌駕する
 第6節 ヨーロッパ、芸術、哲学のあとで

第1章 世界と大地
 第7節 哲学の終わりのあとの芸術
 第8節 芸術からのもうひとつの始まり
 第9節 人工物のなかの真理
 第10節 思考と絵画
 第11節 芸術と宇宙的なもの
 第12節 未知なるものの認識論

第2章 山と水
 第13節 可視的なものと不可視なもの――現象学についての覚書
 第14節 山水への試み その一:論理
   第14・1節 象と形の概念
   第14・2節 玄の論理——対立的連続性
   第14・3節 玄の再帰性——対立的統一
   第14・4節 宇宙的なものと道徳的なもの
 第15節 本体の領域
 第16節 感じること、共鳴すること

第3章 芸術と自動化(オートメーション)
 第17節 機械知能の現況
 第18節 有機体論の限界
 第19節 計算不可能なものと非計算的なもの
 第20節 知能・理性・直観
 第21節 山水への試み その二:場所
   第21・1節 山水の場所
   第21・2節 「場所に置くこと」は位置づけなおすことである
   第21・3節 空間と場所
 第22節 エピステーメーの革命としての芸術

訳者あとがき
参考文献一覧
索引