ポストヨーロッパ

Publish date: October 21, 2025
Publisher: Iwanami Shoten
Translator: 原島大輔
ISBN: 9784000617239
Pages: 244
Country: Japan
Language: Japanese
Details & Translations: English Russian Россия Spanish Español 

Description:

世界を覆い尽くす際限のない消費主義と、各地で激化する保守主義や他者の排除――。故郷喪失の感覚と故郷回帰への欲望に囚われた時代、哲学は何を示すことができるだろうか? アジアとヨーロッパを横断する哲学者がハイデガー、スティグレール、西谷啓治らとの対話を通して描き出す、〈ヨーロッパ化〉した惑星を超え出る思考

Reviews:

「往時の「近代の超克」論を、意表を突く形で刷新しようとする野心作 … 戦時のイデオロギーを反復することなく、故郷喪失という条件からこの現実に応答しようとする」
宮﨑裕助, 日本経済新聞
 
「ローカルな場所の技術と宇宙論を論じることが、国民思想というナショナリズムに回収されないためには、何が必要なのか」
中島岳志, 毎日新聞

ユク・ホイは個体化を主張する。非ヨーロッパの人びとが排外的にならず、自からの固有の生を確保する方途を探し始めたとき、人はポスト・ヨーロッパ人になるのだという。

臼井陽一郎,公明新聞

日本語版へのまえがき
 まえがき

前 奏 故郷喪失的立場
 第一節 惑星化と故郷喪失
 第二節 故郷喪失の肯定

第一章 哲学とポストヨーロッパ
 第三節 ヨーロッパ哲学の精神
 第四節 ポストヨーロッパの構制
 第五節 思考の個体化と課題

第二章 「アジアとは何であるか」――ひとつの問い
 第六節 「アジアとは何であるか」という問い
 第七節 テクノロジーと比較研究の限界
 第八節 思考の個体化と普遍の追究

コーダ 善きポストヨーロッパ人たち
 第九節 ニーチェの後に、善きヨーロッパ人
 第一〇節 魔法の舌

  注
  参考文献
  訳者解題
  人名索引/事項索引